リノベーションの手順
リノベーションを行う前には、もちろんプランの相談や契約などが行われるのですが、その一連の流れについては知らない人も多いようです。実際にリノベーションを行うときにはどのような流れで行われるでしょうか。
リノベーション住宅を購入する場合には、普通の住宅購入とあまり違いはないので、あまり考える必要はないかもしれませんが、現在住んでいる家をリノベーションする場合や購入後の住宅をリノベーションするときには、まず希望のリノベーションプランを考えることから始めます。今後のライフスタイルから考えて、どこをどのように改装すれば目的が果たせるのか、その程度の設備を入れ替えれば求めていたレベルで使い勝手が向上するかなどを、家族でよく話し合いましょう。この時に、どうしても改装したいポイントをいくつか考え、その優先順位をつけておくと、後でプラン決めがスムーズにいきます。同時に、リノベーションに使える予算も先に決めておきたいので、ある程度の相場を調べておくのがよいでしょう。リノベーションにはお金をかけようと思えばいくらでもかけられます。設備のグレードアップをすればそれだけ良いものが手に入りますが、上を見ればきりがありません。使える予算を決めておいてその中で話し合った優先順位をもとに、どこをどうリノベーションしていくかを考えていきましょう。リノベーション専門のショールームなども各地にありますので、見に行くのも参考になりますよ。
ある程度イメージができたら、業者に相談してプランを提案してもらったり見積もりを出してもらいましょう。このときには、面倒でも数社に見積もりを依頼するほうが無難です。法外な費用を請求する業者は問題外ですし、他と比べてあまりにも安い見積もりを出す業者にも、理由をしっかり聞くようにします。独自の仕入れルートがあったり、人件費を抑えられる特別な理由がある業者や、キャンペーン中などなら話は別ですが、極端に安いということはそれだけ工事を省略している場合もあります。
プランと業者が決まれば、契約を交わし、前受金や手付金を支払います。その後、実際に工事を行い、終了後に検査を受けて完成すれば、残りの代金を支払うことになります。工事を行っている期間は、浴室やトイレだけなどといった部分的なリノベーションでない限り、どこかに一時引越しをする必要があるので、それにかかる家賃や引っ越し代なども計算に入れて資金計画をたてるようにしましょう。
業者によっては、入居後もアフターサービスを行っているところもあります。せっかくリノベーションした家で快適に暮らすためにも、できればアフターサービスの充実した業者に頼むようにしたいですね。