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リノベーション物件のススメ

最近では、中古の住宅にあらかじめリノベーションを施した、リノベーション物件も人気があります。その理由の一つは、コストパフォーマンスの良さ。駅から近くて、広くて、間取りも良い新築物件となると、価格がかなり高くなりますが、リノベーション物件は、もともと中古の住宅なので新築に比べると割安の価格で購入したり借りたりすることができるのです。しかも、内装や間取りなどは全面的にリノベーションしてあるため、最新の設備にお洒落な内装など、家の中に入ってしまえばまさに新築に引けを取らない快適さ。新築にこだわって、駅から遠くなったり狭い家を購入するよりも、予算内で買えるリノベーション物件のほうを選ぶ人が増えているのもわかりますよね。
中古住宅を購入して、好きなようにリノベーションするのもいいですが、そうする工事の間は住めないので何か月も待つことになり、その間家賃が二重に発生するなどのデメリットもあります。すでにリノベーションが終わっている住宅であれば、購入後はすぐに引越しできるので、そういったわずらわしさもありません。
ただし、リノベーション物件の購入を考えているのなら、いくつか注意しておく点もあります。その一つが耐震基準。建築基準法の耐震基準は、昭和56年に改正されているため、それ以前に建てられた建物は、耐震強度に不安がある場合があります。それ以降に建てられた建物を選ぶようにしましょう。また、マンションの場合には、業者による管理がどの程度しっかり行われているかで、建物の耐久性がかなり異なります。また、マンションは建物自体が古いと意外と早い段階で建て替えなどの話が出る恐れもあり、そうなると部屋の中はまだきれいな状態なのに取り壊すことになってしまいます。そのため、リノベーションしているとはいえ、建物自体があまりにも古い物件は避けたほうが無難でしょう。
建物自体に問題がなければ、リノベーション物件はかなり価値のある住宅だと思われます。最近ではリノベーション物件の数も増えており、スケルトンにして内装全体を新しくした物件もあれば、経年の良さを取り入れて味のある住まいにした物件など、いろいろと選ぶ余地もあります。住宅購入の際には、ぜひ選択肢に加えてみてください。

 

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